フェラーリF1チームの総監督であり、フェラーリ社のマネージング・ダイレクターのジャン・トッド氏もフェラーリ『599 F1』の日本発表会(3日、東京芝、コーンズ・アンド・カンパニー本社)に駆けつけた。
トッド氏は「ミハエル・シューマッハの中国GP優勝の後、東京で新型車の紹介ができることを喜んでいる」と発言、599については「F1で培われた最新のテクノロジーが取り込まれたクルマ。フェラーリとしてのテクノロジーやスピード、それらを限られた台数で提供する」と説明した。
また、トッド氏は日本はフェラーリにとって主要な市場であることも強調。コーンズがフェラーリを輸入して今年が30周年であることにも触れ、それを記念した『612スカリエッティ・アニバーサリー』を販売したことなどを振り返った。今後は日本以外のアジア圏、特に中国、韓国、インドなどでも販売に積極的な対応をするとした。
なお、今回は599の発表ということもあり、F1のことについてはほとんど語らず、「日本GP、ブラジルGPの2戦について、パートナーのブリヂストンと集中して戦っていく」と述べただけだった。