4日に発表された4代目となる三菱『パジェロ』新型は、同時期に開催されたパリモーターショーで国際披露された。お披露目にあたり、栗原信一商品戦略本部長は「三菱のフラッグシップモデルにふさわしい上質な車に仕上げています」と、語った。
「パジェロ専用に新開発されたロックフォード社製5.1chサラウンドシステム・オーディオを用意したり、質感の高いインテリアと快適な乗り心地と遮音性を上げるなどしています」
「定評のあるオフロードでの走破性はそのままに、オンロードの安定性を向上させたことも目玉のひとつ。歴史的にもこれまでオフロード性能を主体としてパジェロを支持してくれた南ヨーロッパのユーザーに加え、オンロード性能に重きを置くドイツ圏のユーザーにもアピールできると思います」
「事前に行った欧州のジャーナリストを招いての試乗会でも好評で、重心の高いSUVという見かけによらずオンロードのハンドリングが優れているとの評価を受けました。アウトバーンでも178km/hでストレスの無く走り続けることが出来、思った以上に良いものが出来たと自負しています。日欧同じサスペンションチューニングを施しているので、日本のユーザーの方々にもこの走りを体感して頂きたいと考えています」
「またディーゼルエンジンはコモンレール方式プラスDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)を採用しユーロ4は当然、今後施行されるユーロ5をも視野に入れた環境対策を行っています」とのことだ。