【ITS世界会議06】レクサス LS 見参、リアリティあるITSを見せるトヨタ

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【ITS世界会議06】レクサス LS 見参、リアリティあるITSを見せるトヨタ
【ITS世界会議06】レクサス LS 見参、リアリティあるITSを見せるトヨタ 全 7 枚 拡大写真

毎年、ITS世界会議に積極姿勢で参加するトヨタは、今年のテーマとして「Drive ITS Dreams.」を提唱。「安全」「環境」「快適」というITSの3要素を軸に、わかりやすく現実感のある展示を行っていた。

「去年のサンフランシスコ会議は2020年から2030年をイメージした展示をしていたのですけれど、今年はインフラ協調システムの実験についてパネル展示を行うなど、『ITSが現実的になってきた』と実感できるような紹介をしています」(増島保正・トヨタ自動車IT・ITS企画部企画室担当員)

展示の目玉は、日本でも発表されたばかりのレクサス『LS460』だ。同車は先進安全装備のカタマリであるが、搭載された各種センサーの位置や運転席内の様子が体験できるようになっている。"いま買えるハイテクカー"を見せることにより、ITSの最前線が実感できる仕組みだ。

一方、体験型シミュレーターではトヨタの「プリクラッシュセーフティ」や「VDIM」の効果が体験できる。通常はテストコースでしか体験できない先進安全装備の効果が、シミュレーターとはいえ体験できるのは貴重だ。

パネル展示は「安全」「環境」「快適」の3要素に分かれて先進技術の紹介がされていたが、eセーフティのお膝元である欧州開催を意識してか、安全関連の展示が多かったのが印象的だった。

「インフラ協調システムについては、今後の先進安全技術の中で重要になると考えています。トヨタでは豊田市での実験なども始まりますので、この分野について映像も含めて積極的に紹介しています」(増島氏)

欧州市場のプレーヤーは、ITSの中でも特に安全分野への関心が高い。先進技術の市場投入に積極的なトヨタのブースには、多くの来場者が足を運んでいた。

《神尾寿》

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