泥酔状態でひき逃げの男に懲役6年を求刑

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今年6月、山梨県甲府市内の国道358号で乗用車を泥酔運転し、交通整理を行っていた警備員の男性をひき逃げして死亡させたとして、危険運転致死や道路交通法違反の罪に問われた27歳の男に対する初公判が4日、甲府地裁で開かれた。被告の男は起訴事実を全面的に認め、検察側は懲役6年の実刑を求刑している。

問題の事故は今年6月3日の午前0時ごろ発生した。甲府市中小河原付近の国道358号で、路上で電線埋設工事に伴う交通整理を行っていた55歳の男性警備員に対し、約80km/hの高速度で進行してきた乗用車が衝突した。男性は死亡。運転していた男はクルマを現場に乗り捨てて逃走した。警察はクルマの所有者を早期に特定。事故から約2時間後に27歳の男を逮捕していた。

4日に行われた初公判で、被告は起訴事実を全面的に認めた。続いて行われた冒頭陳述で検察側は「事故当時の被告は泥酔状態で、以前から同様の飲酒運転を日常的に繰り返していた」と指摘。「これらの行為は悪質であり、刑事責任は極めて重大」として、懲役6年の実刑を裁判署に求めた。

これに対して被告弁護側は、民事賠償に応じることが決定していることや、事故後に警察へ出頭しようとしていたことなどから、一部情状の酌量を求めている。

《石田真一》

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