コンパクトセダンの代名詞ともいえるトヨタ『カローラ』が10月10日、10代目のフルモデルチェンジを行なった。10代目はセダンにも“アクシオ”というサブネームを与え、「コンパクトセダン/ワゴンの新しいスタンダード」をキーワードに開発を進めたという。
カローラのチーフエンジニアを務めた藤田博也さんは「新しいカローラは新開発の1.8リットルエンジンや、セダン全車に標準装備したバックモニター、躍動感溢れるエクステリア、日本で扱いやすいパッケージング、クラストップレベルの安全性など、5つの特徴を持っています」
「それ加え、先代まで培ってきた信頼性や安心感といったよいイメージは踏襲して、コンパクトセダン&ワゴンの新しいスタンダードを目指しています。エンジンの燃費性能や出力など、変えてもいい部分は進化させ、ボディサイズなどの変えてはいけない部分はカローラらしさを踏襲して、先代を超える新型ができたと思っています」という。
実際に10代目カローラはサイズは大きく変えることなく、のびやかなデザインを手にいれ、さらにインテリアの質感も大幅に向上させることに成功している。新型カローラがこのクラスの新たなスタンダードとなったら、ほかのコンパクトセダンも平静を装っているわけには、いかなくなりそうだ。