8日未明、福岡県北九州市八幡西区内の県道で、飲酒運転容疑で捜査車両(覆面パトカー)の追跡を受けていた乗用車が路外に逸脱。道路に隣接するコンビニエンスストアに突っ込む事故が起きた。この事故によって、買い物客1人が軽傷を負っている。
福岡県警・若松署によると、事件が起きたのは8日の午前0時15分ごろ。これより以前の午前0時10分ごろ、約1km離れた北九州市若松区内をパトロールしていた同署の捜査車両が、焼き鳥店の駐車場から出てきた1台の軽乗用車を発見した。クルマは蛇行状態を続けていることから飲酒運転の疑いがあると判断。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走した。
クルマはそのまま約800m走行。北九州市八幡西区千代ケ崎2丁目付近の県道交差点で路外に逸脱し、道路に隣接するコンビニエンスストアに突っ込んだ。クルマは店内に突入し、レジ付近にいた女性客1人が軽傷を負っている。
クルマを運転していた37歳の男は泥酔状態。呼気1リットルあたり0.7ミリグラムのアルコール分を検出しており、警察では男を道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。業務上過失致傷や器物損壊容疑でも調べを進めている。