新型トヨタ『カローラ』セダンの「アクシオ」と、ワゴンの「フィールダー」のプラットフォームは、レイアウトこそ先代を踏襲しているものの、ほとんどの部分で新設計されているという。それがもっともよく現れているのが、後席足もとのフロアだ。
ホンダ『シビック』のようにまったくの平らではないものの、フロアトンネルの高さはわずか2〜3cm程度に抑えられているので、フラットフロアと同等の快適さがある。
カローラのチーフエンジニアを務めた藤田博也さんは「新型カローラのプラットフォームは、ホイールベースの長さやサスペンションのレイアウトなどは先代と同じですが、フラット化によるフロアの変更や、インパネまわりの高さも異なっているので新設計といえるでしょう」
「フロアはわずかに段差がありますが、フロアマットを敷けばわからない程度になると思っています。これにより後席の快適性は一段と高くなったと思います」という。
新しくなったカローラを見るときには、ほぼフラットになったリヤのフロアにも注目してほしい。