ホンダジェットは、性能、品質、快適性で、小型ビジネスジェットに新しいスタンダードの確立を目指して開発する。
最も特徴的な「エンジン主翼上面配置」では、エンジンを主翼上面の最適位置に配置することで、高速域での空力特性を向上させつつ、胴体からエンジン支持構造を廃止し、キャビンの拡大に成功した。また、自然層流設計を取り入れ、翼や胴体先端部の形状を最適化する事で、抵抗を低減、燃費向上に寄与している。
胴体は、ハニカムサンドウィッチ構造と一体成形構造を複合したハイブリッド構造を採用した全複合材製で、クラス最大の胴体内容積と小型軽量性を両立させた。
2003年12月3日の初飛行以来、ホンダジェットのプロトタイプはすでに累計260時間以上の試験飛行を行い、狙い通りの性能と信頼性を実証したとしている。
ホンダの全額出資子会社で、2006年8月に設立されたホンダ・エアクラフト・カンパニーは、フロリダ州オーランドで開催されている世界最大のビジネス航空機ショー「ナショナル・ビジネス・アビエーション・アソシエーション(NBAA)」で、小型ビジネスジェット機『HondaJet』の受注活動を開始すると発表した。