18日夜、奈良県橿原市内の県道で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車が自転車に乗った男性をはね、軽傷を負わせる事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、警察では19日までに30歳の男を危険運転致傷容疑などで逮捕している。
奈良県警・橿原署によると、事故が起きたのは18日の午後8時50分ごろ。橿原市上品寺町付近の県道で、青信号に従って自転車で道路を横断していた35歳の男性に対し、赤信号を無視して進行してきた乗用車が接触した。男性は転倒し、頭などを打撲する全治2-3週間の軽傷を負ったが、クルマは止まらずにそのまま逃走した。
警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。目撃証言などから桜井市内に住む30歳の男が容疑に関与したと断定。信号を無視していることや、速度が制限速度を超えていたとみられることから行為が悪質と判断。危険運転致傷や道路交通法違反(ひき逃げ、信号無視)などの容疑で逮捕した。
男は逃走の事実を認めているという。警察では逃走の動機や飲酒の有無について調べを進める方針だ。