トヨタのCセグメントハッチバック『オーリス』(23日発表)のディメンションは、全長4220×全幅1760×全高1515mm、ホイールベース2600mm。とくに顕著なのは全幅の拡大。
旧型にあたる『ランクス/アレックス』から65mm広がり、フォルクスワーゲン『ゴルフ』、プジョー『307』、オペル『アストラ』などと同サイズの、堂々たる3ナンバーボディとなった。ホイールベースは旧型と同じ2600mmだ。
このボディ拡大によって居住性は旧型から大きく改善された。サイズは室内長1985mm×室内幅1460mm×室内高1245mmと、Cセグメントのなかでも屈指の広さだ。前後方向のゆとりの指標である前後席の着席ポイントの間隔は905mmで、4ドアセダンの『カローラアクシオ』に比べて20mm大きい。また、シートのバックレスト(背もたれ)の薄型化により、リアシートの足もと空間にさらにゆとりを持たせている。
ヒップポイントもアクシオに比べて60mm高い590mm。ヒップポイントの高さ600mm前後がクルマの乗り降りに最も楽といわれているが、オーリスはそのロジックにほぼ合致している。プラットフォームの刷新によって、より理想に近いパッケージングを組むことができたことがうかがえる。