【G35/スカイライン 北米リポート】圧倒的なパワー&レスポンス

自動車 ニューモデル 新型車
【G35/スカイライン 北米リポート】圧倒的なパワー&レスポンス
【G35/スカイライン 北米リポート】圧倒的なパワー&レスポンス 全 7 枚 拡大写真

実際に走り出すと、まず印象的なのがエンジン。レスポンスのよさは圧倒的で、日本人としてはやや煩わしいと思えるほど早開き。つまりアクセル操作に対してスロットルが大きく開く設定だ。もっともこれは北米仕様ならではのものと説明を受けた。

【画像全7枚】

パワー&トルクはまさにじゅうぶん以上。サウンドも気持ちよく一気に吹け上がるさまに、以前のザラついたVQエンジンの印象はない。

ただそれだけに残念なのは、組み合わせられる5速AT。やはりライバルが搭載する6速ATと比べると変速ショックなども大きめで、ワイルドではあるが洗練度は一段落ちる印象だ。また北米仕様のみとなる6速MTも、従来のそれと大きく変わる印象ではなかった。

乗り味は4輪アクティブステアリングを備えるか否かで若干異なるが、基本的にはハードな方向で4輪アクティブステアリングを装備するモデルのほうが、乗り味は硬めである。とはいえレクサス『IS』に比べるとフラットな感じが好印象で、走り全体にカッチリとした骨太感がある。こうした部分は新たなプラットフォームによって実現されたものといえる。

4輪アクティブステアリングは違和感が少ないのがポイント。今回はあまりハードな領域まで確かめられなかったが、高い限界性能を持つだろうことが予想できるだけの感触はある。

気になったのはステアリングのゲインが高く、初期のV35型を思わせたところだが、これも佃CVEいわく「日本仕様ではもっと穏やかな特性になる」と聞いて安心した。同じく乗り味に関しても日本仕様はもう少し穏やかなものになるというから期待ができる。

今回はとくに新しいインフィニティ『G35』ということもあり、北米市場向けゆえの細かな仕様の部分が気になったが、それでもポテンシャルの高さは確認できたといえる。その意味では日本仕様の日産『スカイライン』には期待が持てよう。

《河口まなぶ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. “変な”ジャパンモビリティショー2025、失望と希望…海外報道
  2. 初代『セリカ』が創刊号、全長20cmの1/18スケール国産名車コレクション…アシェットが2026年1月発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  5. 『ハイエース』ベースのキャンピングカー「ネクストアーク」、398万円で限定5台販売へ…お台場キャンピングカーフェア2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る