ダイハツ工業が発表した2006年9月期中間期の連結決算は売上高が前年同期比23.7%増の7572億円、営業利益が同6.9%増の201億円と、4期連続で増収増益となった。
期中の国内の軽自動車販売は好調に推移したものの、シェアは29.3%で、2期連続での30%以上は達成できなかった。ただ、トヨタ自動車からの受託生産車に『ポルテ』と『シエンタ』が加わったほか、海外販売も欧州向け『テリオス』などが順調だった。
国内売上台数は同4.5%増の27万6021台だった。海外売上台数は同16.9%増の16万5765台で、受託生産車は同39.6%増の17万6267台、トヨタ向けのOEM生産車は1万3829台だった。総売り上げ台数は同18.6%増の63万1882台だった。
営業利益では、諸経費の増加で255億円の減益効果があったものの、売上げの増や車種構成の変動で168億円、為替差益が47億円、原価低減で53億円の増益効果があった。
経常利益は同18.2%増の218億円、中間期純利益は同2.4%増の112億円だった。