三菱自動車工業は30日、2007年3月期の世界販売（小売りベース）を期首計画の140万8000台から132万2000台に下方修正したと発表した。
9月中間期はアジア地域での市場低迷により、世界販売は59万9000台と、期首計画を約7万台下回った。下期は当初計画をほぼ据え置き、修正計画の達成を図る。
同日会見した益子修社長は「日本などの市場環境から上期の落ち込みを挽回するのは現実的でないと判断した」と説明した。通期計画では販売が底を打ってきた北米と、欧州で期首計画を若干上方修正した。
一方で、日本は30万2000台から28万1000台に修正した。下期は変更せず、07年初に投入予定の『デリカD:5』などの新モデルで国内営業を強化していく。
