いまでは、ガルウィングを採用するスポーツカーも数多いが、このガルウィングを初めて採用したのがメルセデスベンツ『300SL』。1955年から1957年にかけて約2万5000台が製造された300SLは、世界初の直噴エンジンを搭載したことでも知られている。
300SLは、メルセデスベンツの歴史の中でも、一つの時代を象徴するモデルということもあり、メルセデスベンツ・ワールドでは、さまざまな場所に、さまざまなかたちで300SLが展示されていた。
会場を入ってすぐの1階ホールには銀色の300SLが展示。また、2階の展示場には、300SLの立体模型や、赤い「300SLクーペ」も展示されたほか、壁には、アンディ・ウォーホールによる「300SLクーペ」のシルクスクリーン画も掲げられていた。
また、3階には、「ガルウィング・レストラン」がオープン。メニューの表紙は、もちろん300SLだ。