フォード、07年前半に減産の見込み

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巨額の赤字と販売不振に苦しむフォードモーターが、北米での07年上半期の生産予定を今年比で8−12%程度減産する予定であることを明らかにした。これは在庫を減らすため、需要が低迷するモデルの生産量を抑えるのが目的だ。一方で、フォードでは07年下半期には今年比で5−10%の増産を見込んでいる。

フォードでは今年の生産台数について言明せず、来年の減産量も具体的な数としては発表していない。しかし今年8月に発表された生産予定数では、上半期が180万台、下半期が130万台となっている。この数字は、全体としては05年の生産台数より9%の減産である。ここから推測すると、07年上半期の生産台数は150−160万台、下半期が130−140万台ペースとなる。

フォードが明らかにした今年第3四半期の赤字は58億ドルで、これは四半期での赤字額としては過去14年間で最高となる。

現時点で株価には大きな影響は見られず、1.6%の下落に留まっている。しかしGMの業績がやや好転したとはぃえ依然株式市場の評価は厳しく、フォードにもさらなる企業格付けレートの下方修正が行われる可能性もある。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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