パシフィコ横浜で開催されたEVS22は電気自動車の国際エキシビションだが、燃料電池車(FCEV)、純電気自動車だけでなく、電気モーターと内燃機関を併用するハイブリッド車に関する技術展示も数多く見られた。
トヨタグループのアイシン精機は、「AMT」と称するロボットMT(注:通常のMTの変速およびクラッチ操作を自動化、ATとしたもの。変速は手動でも可能。駆動力伝達はトルクコンバーターではなくクラッチを介して行われる)に1個のモーター・ジェネレーターを備えたパラレルハイブリッド車用変速機を参考出品した。
モーターは最高出力30kW(約41ps)で、変速機の最終減速ギアに直結され、駆動力をアシスト、また減速エネルギーを回収する。モーターの位置がクラッチより後方に位置するというシステム構成は、今夏に三菱ふそうトラック・バスが発表したハイブリッドトラックのロボットMT(こちらはクラッチの直後にモーターを装備する)と似ている。