アメリカの大手携帯電話会社、シンギュラーワイヤレスがXMサテライトラジオとの提携を発表した。ユーザーは月に9−15ドルの利用料で携帯端末を使ったサテライトラジオ放送を楽しむことができる。
またこの提携にはヤフーミュージック、ナップスター、eMusicも参加しており、自宅PCで好きな音楽をダウンロード、視聴、購入し、それを携帯にワンクリックで転送できる。ナップスターを使った場合、1曲が99セントという価格となる。
この携帯電話への音楽ダウンロードサービスはライバルのベライゾン、スプリントなどでも行っているが、この2社は携帯端末へのダイレクトダウンロードで、価格も1曲あたり2ドル前後と高めだ。またスプリントはシンギュラーに先駆け、シリウスサテライトと提携している。
シンギュラーでは昨年アップル社のiTuneサイトとの提携も果たしており、アメリカの携帯電話はまさに音楽ダウンロードを巡っての戦国時代。
こうした傾向から、ラスベガスで開催中のSEMAショーでは、モトローラがBluetooth(ブルートゥース)搭載のハンドセット『T605』を発表して話題にもなっている。このハンドセットを使えば、サテライトラジオやダウンロード音楽を車のカーオーディオから直接聴くことができる。