【インプレ'06】松下宏 ダイハツ『ソニカ』 軽とは思えない

試乗記 国産車
【インプレ'06】松下宏 ダイハツ『ソニカ』 軽とは思えない
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背の高いパッケージが主流の軽自動車であえて全高を抑えたクルマを作ってきた。売れ筋のハイトワゴンを持つダイハツならではの余裕のラインナップといえなくもない。しかもそのデキがとてもいい。後から出てくる『ムーヴ』はさらによい面があるので難しいが、『ソニカ』の時点でもじゅうぶんにいいクルマだ。

ターボ仕様のエンジンは軽自動車の上限となる47kWのパワーと100Nmを超える余裕のトルクを発生する。しかも新開発のCVTとの組み合わせによって23km/リッターという極めて優れた燃費も実現している。排気ガス性能こそ3つ星レベルにとどまったが、このエンジンのバランスのよさは大したものだ。

走らせた印象もエンジンの吹き上がりはスムーズだし、CVTによる滑らかな加速フィールも特筆モノ。軽自動車に乗っている感じがしなくなるほどだ。気になったのはギアが発生するキーンという金属音。エンジンが静かなだけに余計に気になった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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