2日夕方、広島県広島市安佐北区内の市道で、自転車で道路を横断していた60歳の女性がクルマにはねられて重傷を負う事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、後に64歳の男が飲酒要因のひき逃げ容疑で逮捕されている。
広島県警・広島北署、可部署によると、事故が起きたのは2日の午後5時20分ごろ。広島市安佐北区口田2丁目付近の市道を自転車で横断していた60歳の女性が、進行してきた軽乗用車にはねられた。女性は数メートル弾き飛ばされ、左足を骨折する重傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。
警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、この直後に広島市安佐南区内をパトロールしていた広島北署のパトカーが、前部を損傷させた不審な軽乗用車を発見。運転者に職務質問を行ったところ、呼気から酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
男はひき逃げ容疑についても認める供述を行っており、警察では業務上過失傷害でも調べを進めている。