共和レザー、当期損益が赤字転落、通期も下方修正 トヨタ系なのに

自動車 ビジネス 企業動向

共和レザーが発表した2006年9月中間期の連結決算で、中間期純損益が8億5900万円の赤字に転落した。トヨタ自動車系の部品メーカーの当期赤字は珍しい。

共和レザーは、トヨタ系の自動車内装材メーカー。中間期の連結売上高は前年同期比0.1%増の178億7700万円とほぼ横ばいだった。車両用はリサイクル性のTPO表皮材や軽量な合成皮革「ル・カール」を中心に売上げを伸ばした。壁装用や産業資材用は、家具・履物などの需要低迷で、減収だった。

収益では、原材料価格高騰があったものの、コスト低減で、連結経常利益は前年同期横ばいの3億9600万円だった。しかし、米国子会社のキョウワレザーU.S.A.が25%出資するSandusky Athol Holdings Limitedが経営破たんし、米国連邦破産裁判所にチャプター11の適用を申請したため、出資金の減損と売掛債権の回収が不能になるおそれがあるため、特別損失を計上、中間赤字が8億5900万円になる見通し。

通期の業績見通しも下方修正し、売上高は同1.9%増の373億円、経常利益が同1.9%増の8億9000万円、当期赤字4億3000万円の赤字を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  5. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る