シンナー吸引と信号無視で3人死傷させた男に実刑判決

自動車 社会 社会

シンナーを吸引した状態でクルマを運転し、さらには赤信号を無視して交差点に進入したことで3人を死傷させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた31歳の男に対する判決公判が10日、大津地裁で開かれた。裁判所は懲役7年の実刑を命じている。

問題の事故は6月18日朝に発生した。長浜市加田町付近の国道8号で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車が交差道路を進行していた乗用車と出会い頭に衝突。このクルマが弾き飛ばされて自転車で道路を横断していた女性と、信号待ちをしていた軽乗用車にも衝突した、この事故で最初に衝突した乗用車を運転していた男性が死亡。2人が軽傷を負った。

クルマを運転していた31歳の男は事故前にシンナーを吸引、さらには80km/h以上の高速度で交差点に進入していたことが判明。警察は業務上過失致死傷で逮捕していたが、検察は罪状を危険運転致死傷に変更して起訴していた。

10日に行われた判決公判で、大津地裁の長井秀典裁判長は「被告は女性との待ち合わせに遅れるという理由で赤信号を無視し、交差点の手前で加速して進入するなどした」と指摘。その上で「危険かつ無謀な犯行ぶあり、事故を起こしたのは当然だ」として、被告に対して懲役7年の実刑を言い渡した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る