【トヨタ カローラ 新型発表】カローラの名は消さない

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【トヨタ カローラ 新型発表】カローラの名は消さない
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新型『カローラ』(10月10日発売)は、ワゴン「フィールダー」に加え、セダンにも「アクシオ」というサブネームがついた。そこで気になるのは、カローラという車名の今後である。

かつてトヨタの看板車種のひとつであった『コロナ』が『コロナプレミオ』、さらに『プレミオ』へと名前を変えていったように、カローラの名前も消滅するのだろうか?

「カローラの名を消すという考えは今のところありません」。カローラのグローバル営業を担当する小川哲男・第2商品計画室長は、カローラの名前はこれからも残ると言明した。

「もちろん社内でも、新しい名前にしてもいいのではないかという意見はありました。ですが、カローラは日本だけでなく、アメリカや欧州、アジアなど、広い地域で認知率(車名を知っている人の割合)が9割を超えるブランドなんです。日本だけ別名にするという手もなくはないですが、フォルクスワーゲン『ゴルフ』のように、やはり世界単一ブランドにしておきたい」(小川氏)

日本ではとくにセダンが苦戦気味のカローラだが、グローバルでは年間100万台を超える世界最大の銘柄。当面、その車名を尊重するという方向に進むようだ。

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《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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