1957年、初代『スカイライン』は日産と合併する前のプリンスから誕生した。発表会は東京日比谷の宝塚劇場で開催された。
初代プリンス・スカイライン(ALSI系)は、当時クラス最高出力の60馬力、直列4気筒エンジンを搭載、最高速度は125km/hを誇った。足回りに、スポーツカーなどに採用されていた「ド・ディオン・アクスル」を装備し、スポーツカーの「運転する喜び」を享受できるセダンとして、人々の憧れの存在となった。
1960年11月には、イタリアのカロッツェリア、ミケロッティがデザインした「スカイライン・スポーツ」がトリノモーターショーで発表され、これは53名のオーナーへ渡った。