日産のGTC、当面年200人を養成

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は海外の生産要員トレーナーを育成するため本格稼働させた「グローバルトレーニングセンター」(GTC)で、当面、年200人規模の人材を養成する計画だ。同日、追浜工場(横須賀市)で高橋忠生副社長らが会見し、明らかにした。

GTCは、日産の生産拠点が立地する海外14カ所に設置された地域トレーニングセンターで先生役を勤める技能トレーナーを集中的に育成する施設。これまで、すで138人の外国人が「マスタートレーナー」として認定を受け、各国で活動中。

今後は、年200人規模のトレーナーを育成、各工場に溶接、組立など各職種ごとで最低1人のトレーナーを早急に配置する。マスタートレーナー制度により、人材育成の効率は従来比で20倍程度向上したという。

日産は2005年度からの3カ年中期計画「バリューアップ」期間中に、世界で延べ70モデルの生産立ち上げを計画しており、GTCの設置で、技能者の効率的な育成に乗り出した。同様の育成施設は、トヨタ自動車が「グローバル生産センター」(GPC)として、2003年から国内外4カ所に整備している。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
  2. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  3. 【アウディ A5アバント 新型試乗】セダンは1人で、アバントはファミリーで乗りたい…島崎七生人
  4. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  5. ホンダ『S660』で120馬力を実現!? HKSが高性能ターボキット発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る