フィアット・オート・ジャパンは、アルファロメオのプレスティッジ・スポーツセダンの『アルファ159』に「セレスピード」仕様を新たに設定し、16日から発売すると発表した。
今回販売するのは、直噴式2.2リットル・JTSエンジンを搭載した、総排気量2198cc、ATモード付6速シーケンシャル・トランスミッション「セレスピード」、右または左ハンドル仕様の「2.2 JTS セレスピード・プログレッション」と、上級グレードの「2.2JTSセレスピード・ディスティンクティブ」の2車種。
2.2 JTS セレスピードには、2.2 JTS ディスティンクティブと同様、オールアルミ製直列4気筒直噴JTSエンジンが搭載される。このエンジンは「ツインフェーザー」と呼ばれる吸気と排気バルブのそれぞれに連続可変バルブタイミング機構を装備しており、これにより高出力と高トルクを実現しながら、燃費とエミッションレベルも低減している。
また、タイミングチェーン駆動式カムシャフトが採用されており、バルブトレインのメンテナンスの大幅な軽減を達成した。加えてこのエンジンは、厳しい適合基準をもつ最新排ガス規制の「Euro 4」もクリアしている。そして今回このエンジンにATモード付6速シーケンシャル・トランスミッションのセレスピードを設定した。
セレスピードは、マニュアル・トランスミッションにスポーティで実用的な自動変速と自動クラッチ機構を組み合わせたもので、タイムラグの少ないスムーズなシフトチェンジが可能。
マニュアルモードでのシフト操作は、シフトレバーだけでなく、ステアリングホイール背面のパドル式スイッチでも快適に行えるようになっている。シフトレバーを右に倒すと自動変速のドライブモードを選択でき、さらにいずれのモードでも、新たに設けたスポーツシフトを選択すると、エンジン制御とトランスミッション制御を変化させ、よりスポーティな走りを実現する。
セレスピードはクラッチペダルを排除した2ペダルとし、AT限定免許でもスポーティなドライビングが楽しめる。
価格はプログレッションが399万円、ディスティンクティブが471万円。