軽微な事故と思って名義を貸した男を逮捕

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宮城県警は11月26日、宮城県大崎市内の国道47号で無免許運転中に事故を起こした友人に名前を貸したとして、32歳の男を犯人隠避の容疑で逮捕するとともに、実際に事故を起こした男を業務上過失傷害や道路交通法違反などの容疑で逮捕している。

宮城県警・鳴子署によると、事故が起きたのは11月25日の午前0時10分ごろ。大崎市鳴子温泉字滝岸付近の国道47号で、対向車線側に逸脱した乗用車が、順走していた別の乗用車と正面衝突。順走車に同乗していた41歳の女性が腰の骨などを折る重傷を負ったほか、運転者を含む3人が打撲などの軽傷を負った。

警察では逸脱したクルマを運転していた32歳の男から業務上過失傷害の容疑で事情を聞いたが、逃亡の恐れがないとして逮捕はしなかった。

ところが事故の翌日になり、同署に対してこの男の名を名乗る別人が出頭。「実際には友人が事故を起こしたが、無免許運転だということを知っていたので自分の名を名乗るようにアドバイスした」と供述。なりすましをしていたことがわかった。

警察では名義を貸した32歳の男を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、実際に事故を起こした男も逮捕して調べを進めている。名義を貸した男は調べに対して「たいした事故ではないと聞いたので自分の名前を使えと言った。ニュースに出るぐらいの大事故と知り、相手が死んだら責任が取れないと思った」などと話しているようだ。

《石田真一》

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