2日午前、茨城県笠間市内の県道で、自転車に乗っていた男性が後ろから走ってきたトラックにはねられる事故が起きた。男性は約3kmに渡って引きずられて死亡。警察ではひき逃げの現行犯でトラックを運転していた51歳の男を逮捕している。
茨城県警・笠間署によると、事故が起きたのは2日の午前10時15分ごろ。笠間市片庭付近の県道を自転車で走行していた62歳の男性が、後ろから走ってきたトラックにはねられた。トラックは男性と自転車を巻き込んだまま走行。後続していた大型トレーラーの運転者が事故の一部始終を目撃し、クラクションを連打して止まるように促したが、トラックはこれを無視して逃走した。
男性は約3km先まで引きずられ、全身を強打して死亡。警察ではトラックを運転していた51歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
警察の調べに対して男は「自転車を巻き込んでいたことに気づかなかった」と供述。しかし、自転車も巻き込んでいたことから「かなりの音がしていた」という証言もあり、警察では男を厳しく追及する方針だ。