徳大寺研究所のNOx・PM低減装置が八都県市指定を取得

エコカー 燃費

徳大寺自動車文化研究所は、2006年4月に国土交通省の認可を取得し、7月から販売している自動車NOx・PM法対応 NOx・PM優良低減装置『DeXec-S1』が、12月5日に八都県市指定粒子状物質減少装置としての指定を受けたと発表した。

自動車NOx・PM法は、大都市圏の指定市区町村において、NOx(窒素酸化物)およびPM(黒煙など粒子状物質)の排出量が一定量を超える車両について、車検の更新を認めない。今年度からは、1999年以前に製造されたディーゼル車(短期規制車以前車両)が主な対象となる。

DeXec-S1は、セラミックDPFの持つ溶損の危険を、全金属製のDPFを採用することによって大幅に軽減した。またアイドリング、低速走行時にも排ガス温度を有意に上昇させ、DPF内部にコーティングされた触媒により、PMを酸化・再生させる効果を実現した。NOxは、技術的に玉成されたEGR技術によって削減。独自開発のECUは、運転状況に応じて、吸気・排気絞り弁・EGRバルブを制御し、最適のEGR量を制御する。

対応車種・エンジン型式
KC-4HF1(いすゞエルフなど)
KC-4HG1(いすゞエルフなど)
KC-4D35(三菱ふそうキャンターなど)

同社では、中型車用装置を開発中で、2006年度に認可を取得する計画だという。

《高木啓》

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