東洋ゴム工業は、国内市販用タイヤの出荷価格を値上げすると発表した。
タイヤ原材料である天然ゴムや合成ゴム・カーボンブラック・各種配合剤などの石油化学系原材料の価格は、一時期の高水準を下回っているものの依然として高値圏にて推移をしている。これら原料価格の上昇による影響を吸収するため、生産性の向上、コスト合理化活動に継続して取り組んできたものの、内部で吸収するのは限界があると判断、メーカー出荷価格を値上げする。
対象商品は国内市販用タイヤ、チューブ、フラップで、2007年2月1日から値上げする。乗用車用スタッドレスタイヤ及び建設車両用タイヤは2007年4月1日から値上げする。
値上げ率は乗用車用タイヤが平均5.5%、小型トラック用タイヤが平均6.0%、トラック・バス用タイヤが平均8.0%、設車両用タイヤが平均10.0%、産業車両用タイヤが6.0%、チューブ、フラップが平均8.0%。