【インプレ'06】下野康史 トヨタ『カローラ』 すべてはお客さまのために

試乗記 国産車
【インプレ'06】下野康史  トヨタ『カローラ』 すべてはお客さまのために
【インプレ'06】下野康史 トヨタ『カローラ』 すべてはお客さまのために 全 1 枚 拡大写真

日本での『カローラ』セダンのユーザー平均年齢は63歳に達していたのだそうだ。それだけ顧客忠誠度の高いクルマだけに、今度も5ナンバーサイズを死守したという。

しかし、試乗したのは1.8リッターの最上級グレードで、カーナビや15インチタイヤなどのオプション込みで、なんと267万円になる。なら、3ナンバーのもうちょっといいクルマ買えよ、なんてのは余計なお世話ですね。

いちばんのプラス印象は、エンジンが静かなこと。気になったのは、パワステが軽すぎること。さらに、この曖昧なスタイリング。プレス試乗会で会ったそこそこ上の開発スタッフに、思わず「カッコ悪いですよね」といったら、「エーッ、カッコ悪いですか!?」と大げさに驚かれた。これ、本当にカッコイイと思ってるんだろうか。

カローラに250万円以上も出すくらいなら、『プリウス』のほうがいいと思うんだけど。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★☆☆☆

下野康史|モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る