【ボローニャモーターショー06】首相に「帰れ!」コール

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【ボローニャモーターショー06】首相に「帰れ!」コール
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さる10日の日曜日、イタリア、ボローニャモーターショーを訪れたロマーノ・プローディ首相に、観客らが罵声を浴びせて騒然となる一幕があった。

プローディ首相はこの日午後3時前、会場に到着した。イタリアの現首相がモーターショーを訪れるのは異例のこと。プローディ氏自身がボローニャ出身で、地元大学で経済学教授を務めていたなど、地域と縁が深いことから今回の視察が実現したものと思われる。

しかし、車を降りた途端、若者の観客を中心に「帰れ」の叫び声が上がった。さらにはプローディ氏の政敵ベルルスコーニ前首相のファーストネームである「シルヴィオ」を連呼したり、「ムッソリーニ万歳」と叫ぶ観客まで現れた。

プローディ氏はショー総裁の案内で予定どおり視察を続けたが、終了後に「最初から気のおけないオーガナイズだったよ」と皮肉で切り出し、「20名ばかり行儀の悪い客がいたようだね」とコメントした。

イタリアではこの1カ月、プローディ政権の税制改革案に反対する運動が全国各地で巻き起こっている。野党が呼びかけた大会は戦後イタリアでも屈指の集会規模となり、その模様は欧州各国で報道された。今回のハプニングも、そうした一連の抗議行動の余波と見るのが正しいようだ。

ちなみに、今春政権に返り咲いたプローディ首相の現在の公用車は、銀のランチア『テージス』。また、以前政権に就いていたときに使用していたのは、紺のフィアット『クロマ』だった。

一国のトップにありながら輸入車であるアウディ『A8』を乗り回していたベルルスコーニ前首相と対照的に、一貫して地味な国産車派である。プローディ氏の趣味がロードレーサー型自転車であることからしても、モーターショー視察を強行したものの、車にはさほど興味がないことが窺える。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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