パトカー体当たりの容疑者、ATM強盗事件にも関与?

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栃木県警は15日、14日深夜に発生した公務執行妨害事件の容疑者が、7日未明に市貝町内で発生したコンビニATM強奪事件に関連のある可能性が高いことを明らかにした。ATM内に残っていた紙幣を使用した形跡があるという。

栃木県警・鹿沼署によると、事件が起きたのは14日の午後10時5分ごろ。「鹿沼市亀和田町付近の無人ビデオ販売店に不審な2人組の男がいる」と、この店の防犯カメラ映像をチェックしていた管理会社の社員から警察に通報が入った。署員が現場に急行し、2人組の男が乗ったクルマに近づいて職務質問を実施しようとしたところ、このクルマが急発進。パトカーに体当たりして逃走した。

管理会社の社員立会いの下で店内を調べたところ、DVDの自動販売機から緑色のインクが付着した紙幣を発見。これが7日に市貝町内のコンビニエンスストアで発生したATM強奪事件で奪われた筐体内に収容されていた紙幣の可能性が高いことがわかった。このATM筐体には強い衝撃が加わった際、特殊なインクを紙幣が入った箱の内部に噴射する構造となっており、それが緑色のインクだという。

このインクが付着した紙幣は1都2府17県で発見されている。高額紙幣を使用できる自動販売機が狙われており、警察ではパトカーへの体当たりを行った2人組が強盗事件にも関与した可能性が高いとして、公務執行妨害容疑で行方を追っている。なお、このインクには自動販売機が紙幣を判断するためにある磁気を無効化する作用もあり、2人がインクの付着した紙幣の使える確率の高い旧型自動販売機を探すために店内を歩き回っていたとみている。

《石田真一》

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