曙ブレーキ工業は、伊藤忠商事と提携することで合意したと発表した。曙ブレーキの北米事業再編に伊藤忠が協力するほか、伊藤忠からの出資比率も引き上げる。
伊藤忠は曙ブレーキに0.8%出資しているが、今年12月末を目処に、約9.5%にまで出資比率を引き上げて連携を強化する。
新しい業務提携では、産業機械・鉄道車両分野で、曙ブレーキ製品の海外・国内の拡販するため、伊藤忠と共同で、産業機械と鉄道車両用ブレーキなどの販売会社を設立する。
また、曙ブレーキの北米事業統括会社のアケボノ・コーポレーション(北米)に対して、伊藤忠グループが資本参加を検討するほか、伊藤忠グループと補修用ブレーキ部品を販売する合弁会社の設立を検討する。加えて、曙ブレーキの北米での物流事業について伊藤忠グループの機能を活用する。
さらに、日本から曙ブレーキ製品を伊藤忠グループを活用した新規輸出先開拓の検討を行うなど。