19日未明、京都府京都市伏見区内の名神高速道路下り線で、道路工事によって発生した渋滞の車列に対し、後ろから走ってきた大型トラックに追突。トラック4台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で3人が死傷している。
京都府警・高速隊によると、事故が起きたのは19日の午前0時ごろ。京都市伏見区深草堀田町付近の名神高速道路下り線で、道路工事による車線規制によって発生した渋滞の車列に対し、後ろから走ってきた大型トラックが突っ込んだ。最後部に位置していた大型トラックも追突の弾みで前に押し出されるなど3台が巻き込まれ、結果としてトラックばかり4台が関係する多重衝突事故に発展した。
突っ込んできた大型トラックは運転席部分が大破。運転していた44歳の男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打しており、事故から約2時間後に死亡。巻き込まれ被害を受けた2人の運転手も打撲などの軽傷を負っている。
現場は見通しの良い片側2車線の直線区間。当時は1車線が工事のために規制されており、約1kmの渋滞が発生していた。現場にはブレーキ痕があり、警察では死亡した男性が前方で発生した渋滞に気づくのが遅れたものとみている。
