大阪府警は19日、無車検（無保険）の乗用車を乗りまわすとともに、自宅近くで合計81階の駐車違反を繰り返していた34歳の男を道路運送車両法違反や道路交通法違反の容疑で逮捕した。駐車違反の反則金だけでも100万円を超えているという。
大阪府警・西成署によると、この男は2004年7月で車検と自賠責保険の切れた乗用車をそれ以後も乗りまわすとともに、自宅近くの府道などで駐車違反を計81回も繰り返していた疑いがもたれている。
同署が摘発を行うものの、駐車違反標章は工具で切断するなどして破棄。反則金は一度も納付せず、出頭要請にも応じようとしなかったことから「悪質違反者」と認定。今年11月に張り込み捜査を行い、逮捕に踏み切った。
調べに対して男は「カネがもったいない」と供述。「駐車違反で逮捕されることなんてないと思っていた。驚いた」などとも話しているという。