茨城県警は20日、盗難車を無免許で飲酒運転していた17歳の少年を道路交通法違反の現行犯で逮捕するとともに、この少年にクルマの運転を行わせていた20歳の女も飲酒運転教唆の容疑で逮捕している。
茨城県警・水戸署によると、少年は20日の午前0時5分ごろ、水戸市笠原町付近の国道50号で乗用車を飲酒状態で無免許運転した疑いがもたれている。パトロール中の同署員が手配中の盗難車であることに気づき、抑止して職務質問したことから発覚した。
少年からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。酒に酔っていることも自覚していたが、調べに対して「同乗していた女から運転を頼まれたので断れなかった」、「一緒に酒を飲んでいたが、プリクラを撮りに行こうなどと強く言われた」と供述。
女もこれを大筋で認めたことから、警察では少年を道交法違反（無免許、酒気帯び運転）の現行犯で逮捕。女を同（飲酒運転教唆）容疑で逮捕している。
警察では「一緒に酒を飲んでおり、教唆としては悪質」としているが、「少年も女に良いところを見せたいと思い、悪いとは思っても断れなかったようだ」と話している。今後は盗難車の入手ルートについても2人を厳しく追及する方針だ。
