【トーヨータイヤ トランパスMP4登場】磨耗しても静粛性は維持
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トランパスMP4の開発責任者でもある、東洋ゴム工業株式会社 タイヤ技術第一部の大野茂さんは「トランパスMP4はパターンノイズを低減するために、ストレート溝の内側にサイレントウォールと呼ばれる細かい凹凸を設けています。さらにロードノイズを抑えるために、ショルダー内部にはノイズプロテクションシートを最適配置しました」
「その結果、耳障りなノイズは軽減されました。MP3との違いは数値で見るとわずかな差ですが、実際に乗ってみると大きな違いを感じていただけると思います」
「また、従来のMP3は、タイヤが磨耗してくると静粛性が劣化するといった面もありましたが、MP4のパターンでは磨耗しても高い静粛性が維持されるようになっています」という。
確かにMP3とMP4を比べると、トレッドパターンを見ただけでもMP4の方が静粛性が高そうだ。MP3の外側はスポーツタイヤのような大きなブロックを採用しているが、MP4はコンフォートタイヤのように細かいサイプが入り、パターンノイズが抑えられているように見える。
2列目や3列目に人が乗ることが多いミニバンで、静粛性といった面で後席での快適性が高まることは、大きな進化といえるだろう。
《岡島裕二》