【ダイハツ ミラ 新型発表】トップグレードに低燃費モデル

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【ダイハツ ミラ 新型発表】トップグレードに低燃費モデル
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10・15モード燃費27km/リットルという、ハイブリッド車を除くガソリン乗用車ナンバーワンの燃費性能を看板としているダイハツの新型『ミラ』。

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従来の低燃費モデルといえば、装備を徹底的に省いて軽量化、トランスミッションも5速MTと相場が決まっていたが、ミラの低燃費モデルはフル装備のトップグレード「X Limited」にアイドリングストップ機構「SMART DRIVE Package」を付加したものだ。

アイドリングストップ機構と言えば、トヨタ『ヴィッツ』のものがよく知られているが、ミラのアイドリングストップ機構はヴィッツとはまったく別のシステムだ。

大容量のリチウムイオン電池などは持たず、電気二重層キャパシタに小電力をため、エンジン再始動時にカーナビやオーディオ、メーターなど電装品の電源が落ちないようにするという簡便なものだ。

ヴィッツが電気式エアコンを装備し、停車時にも空調が効くのに対して、ミラはエンジン停止時にはコンプレッサーも動かず、送風のみが機能する。

簡便な機構ではあるが、経済性の面ではミラに軍配が上がる。エアコンオフで計測する10・15モードでは6%程度の燃費向上率だが、エアコンを使用し、交通パターンも複雑な都市部の走行では1割以上の燃費改善効果が期待できるという。市街地走行の多いユーザーには恩恵の大きいシステムと言えるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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