トラックのタイヤ脱落、交換に不手際か

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兵庫県警は12月28日、兵庫県加西市内で同23日に発生したトラックのタイヤ脱落事故に関連し、このトラックのタイヤ交換を実施したタイヤ販売会社を道路交通法違反(整備不良)容疑で家宅捜索を実施した。ナットの締め付け不足が脱落原因とみられている。

兵庫県警・加西署によると、事故が起きたのは12月23日の午後5時25分ごろ。加西市西谷町付近の県道を走行していたトラックと、対向車線側から滑走してきたタイヤ1本が衝突した。タイヤはトラックに弾き飛ばされるかたちで元の車線に戻り、後続の乗用車と衝突。さらに衝突の勢いで上方に跳ね上がり、道路に隣接する民家の屋根に落下。瓦8枚などを破壊し、ようやく停止した。

事故後、同署に対して「トラックを所有しているのはこの会社」と、具体的な名指しをする匿名の通報があり、同署員がこの会社へ確認に向かったところ、後輪タイヤが脱落したトラックを確認。運転手は脱落に全く気づいていなかったが、任意での事情聴取の過程で直前にタイヤ交換(ローテーション)を実施していたことが判明。タイヤ交換を実施したタイヤ販売店の作業に問題があった可能性が高いとして12月28日に家宅捜索を実施した。

同署によると、ホイールを固定するナットは5個だが、このうち3個が現場近くで発見されている。警察では交換の際にナットの締め付けが十分になされなかったものとみて、作業手順について関係者から事情を聞いている。

《石田真一》

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