ベアーズロックは12月26日、冬の積雪や渋滞による長時間車の立ち往生に対応する車載用防災セットを開発したと発表した。
冬季の車内は急激に冷え込むため、防寒用品の準備が安全性を左右する。ベアーズロックのセットは、マミー型センタージッパー寝袋に暖かいフリース素材のインナーシュラフや車中泊に役立つ用品をまとめている。
特許取得済みのドラフトフードは首・顔周りにフィットして冷気を遮断し、熱を逃しにくい。中央のジッパーは体の向きを変えずに自然な動作で開閉可能で、手だけを出せるファスナーが飲み物やスマートフォンの操作を容易にする。
温度調節可能なジッパー構造により、体のムレや冷えを防ぎ快適な寝心地を実現。寝袋はポンチョ風にアレンジも可能で、着たままの移動もできる。
山陽地方のスタッフが大雪に遭い、通常2時間の道のりを12時間かけて帰宅するなど実体験を踏まえ、車内での防寒備えの重要性を訴えている。備えがあれば車から出ずに救援を待つこともでき、遭難リスクの軽減につながる。
また、化学繊維製で水に強く、長期保管でも劣化しにくい特長を持ち、防災用途にも適していると説明。ベアーズロックは冬季の車中泊や緊急時に役立つ製品づくりを続けていくという。




