事故5時間後に発見 駐車場に突っ込んでいたので気づかず

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14日未明、群馬県前橋市内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱し、道路に隣接する民家の駐車場に突っ込んで大破する事故が起きた。しかし、その発見は約5時間後となり、運転していた女性が死亡。同乗していた5歳の女児も骨折などの重傷を負った。

群馬県警・前橋署によると、警察が事故発生を認知したのは14日の午前7時30分ごろ。前橋市川原町付近に住む人から「駐車場にクルマが突っ込んでいる」との通報が寄せられた。駆けつけた同署員が庭石に激突して大破しているクルマを確認。運転していた58歳の女性は胸部強打などで心肺停止の状態で、後に死亡を確認。同乗していた5歳の女児も足の骨などを折る重傷を負い、近くの病院に収容された。

当初は事故がいつ起きたのかわからなかったが、後の調べて近隣住民が同日午前2時すぎに大きな音を聞いていたことが明らかになった。この時間が衝突発生とした場合、発見までに約5時間を要したことになる。

発見が遅れた一因として、事故現場が駐車場だったことが指摘されている。事故発生が夜間だったことから、事故を起こしたクルマが駐車しているようにしか見えず、これによって看過されてしまったらしい。現場は緩やかなカーブで、警察では速度超過とハンドル操作ミスのために逸脱したものとみている。

《石田真一》

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