健康問題を理由に免許取り消しの84歳、死亡事故起こす

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15日午前、長野県千曲市内の県道で、道路を歩いていた79歳の女性が、84歳の男が運転する軽トラックにはねられた。クルマはほとんど減速していない状態で女性に衝突しており、女性は間もなく死亡。警察ではクルマを運転していた男を逮捕している。

長野県警・千曲署によると、事故が起きたのは15日の午前9時40分ごろ。千曲市屋代の県道で、道路を徒歩で横断しようとしていた79歳の女性が、進行してきた軽トラックにはねられた。女性は数メートル弾き飛ばされ、頭部を強打。近くの病院に収容されたが、脳挫傷などが原因で約1時間後に死亡している。

軽トラックを運転していた84歳の男は無免許だったため、道路交通法違反の現行犯で逮捕。女性の死亡を受けて業務上過失致死容疑でも調べを進めている。男は健康状態が運転に適さないと判断され、数年前に免許を取り消されていた。以後も運転を日常的に続けていたとみられる。

現場は信号機の無い丁字路交差点の近く。女性は横断歩道から約5m離れたところを歩いていたとみられる。男のクルマはほどんど減速しない状態で女性に衝突したとみられており、警察では前方不注意が事故の主因と分析している。

《石田真一》

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