BMW 1シリーズ 改良新型…燃費向上と3ドアボディ

自動車 ニューモデル 新型車
BMW 1シリーズ 改良新型…燃費向上と3ドアボディ
BMW 1シリーズ 改良新型…燃費向上と3ドアボディ 全 4 枚 拡大写真

独BMWは同ブランドエントリーモデルの『1シリーズ』を一部改良、燃費性能を改善するとともに、従来の5ドアハッチバックに、3ドアハッチバックを追加した。

「118d」の燃費は25.4km/リットルで、BMWの量産車で最も経済的な車となった。CO2排出量も123g/kmで、水素燃料の『ハイドロジェン7』を除き、やはりBMWで最良の値になっている。クラクスケースをアルミ製にするなど、軽量化が貢献している。

新型1シリーズで初めて投入された燃費向上技術にはブレーキエネルギー回生(iGR)システムがある。このシステムはインテリジェント・オルタネーター制御(IAC)とグラスマット吸収剤電池とで構成される。

通常のオルタネーターは常時エンジンに接続されているが、IACはバッテリー充電が必要なときにのみオルタネーターを接続し、エンジン負荷を低減する。またエンジンの過回転時(ブレーキや下り坂)にはIACがバッテリーを充電する。iGRで燃費が3%向上したという。

また「130i」を除くMT車には自動スタート・ストップ機能を標準設定。車が停止しているときにシフトをニュートラルに投入するとエンジンが自動的に停止し、クラッチを接続すると自動的に再始動する(アイドリングストップ)。スイッチ操作で機能を解除することもできる。

電動パワーステアリングは、従来の機械・油圧併用ステアリングと比べて90%の省エネになった。角を曲がるときなど必要なときのみ電気モーターを作動させる。

そのほか、不要の際はドライブトレインから開放するエアコンの動力伝達システム、エンジンが必要とする空気量に応じて開閉し空力特性を効率化する、キドニーグリル裏(後方)のシャッターなど、様々な燃費向上の工夫が採用されている。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  4. 新型EV『マツダ6e』、欧州で今夏発売へ...日本のおもてなしを体現
  5. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る