高速道に投棄繰り返す 警察を混乱させる目的

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宮崎県警は24日、酒類の輸送用に使うプラスチックケースを高速道路に向けて投げつけたとして、22歳の男ら3人を窃盗と高速自動車国道法違反容疑で逮捕した。交通違反の取り締まり経験から警察に恨みをもっており、警察を混乱させる目的で犯行に至ったとみられる。

宮崎県警・小林署によると、問題の事件は2日の午後10時20分ごろ発生した。小林市南西方付近の九州自動車道で、高速道路の上を通る市道の高架橋から本線に向かって酒類輸送用のプラスチックケースが投げ込まれ、これに衝突した乗用車1台が小破する被害が出た。

警察では高速自動車国道法違反容疑で捜査を開始。このプラスチックケースが小林市内の酒類販売店から盗難されていたことがわかった。市内では2006年末から工事用カラーコーンが盗まれ、高速道路に投げ込まれる事件が続いて7-8件発生していた。

警察では同一犯によるものとみて捜査を続けていたところ、同市やえびの市内に住む3人の男が容疑に関係したと断定。逮捕に踏み切った。

3人はいずれも交通違反などで警察に検挙された前歴があり、、調べに対しては「警察に恨みや反感を持っていた」と供述。「事件を起こすことでパトカーが右往左往する様子が楽しかった」などとも話しているという。警察では余罪についても調べを進めている。

《石田真一》

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