アルコール検知拒否をした男性に無罪判決

自動車 社会 社会

2006年1月、大阪府大阪市中央区内で行われていた飲酒検問でアルコール検知を拒否したとして、道路交通法違反(飲酒検知拒否)の罪に問われていた52歳の男性に対する判決公判が25日、大阪簡裁で開かれた。裁判所は男性に無罪を言い渡している。

問題の事件は2006年1月5日夜に発生した。この日、大阪市中央区内で大阪府警・南署が飲酒検問を行っており、被告の男性が運転する乗用車も抑止命令を受けた。男性は同署員から機械式の予備検知器を向けられ、呼気を吹きかけるように指示されたが、署員から「吹きつけが不十分」と注意された。

別の警官が「アルコール臭がする」と言ったことから本検査が行われることとなったが、男性はこれを拒否したために逮捕された。後に呼気検査が行われたものの、アルコール分が検出されなかったこともあり、男性は公判で争うこととなった。

25日に行われた判決公判で、大阪簡裁の堤秀起裁判官は「予備検査を行った警官は、機械がアルコールを検知した際に表示されるランプを確認していない」と指摘。アルコール臭を感じたという別の警官の発言についても「信憑性に欠ける」とした。その上で「被告男性に酒気帯びを疑わせる兆候があったとは言えない」と判断。男性に対して無罪の判決を言い渡した。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る