日産自動車は、小型トラック『アトラス』をフルモデルチェンジし、セミワイド幅キャブとワイド幅キャブは1月30日より、標準幅キャブは3月上旬から発売する。
アトラスは、いすゞ自動車からのOEM(相手先ブランドによる生産)供給車で、ベースのいすゞの『エルフ』の全面改良に伴って今回フルモデルチェンジした。
今回発売するアトラスの最大の特長は、市場環境変化に対応した新キャビンシリーズの設定だ。旧型アトラスハイキャブのキャブ幅を75mm拡大し1770mmとしたセミワイド幅キャブの新設定により、居住性を大幅に向上した。
また、車両全体で徹底した軽量化を実施し、新普通免許枠内で十分な積載量を確保することで、充実したラインアップを図った。さらに今回、新開発の小排気量ディーゼルターボエンジンを搭載し、従来型を上回る動力性能を実現する一方、2005年基準の低排出ガス重量車認定を取得するとともに、クラスで初めて重量車燃費基準を達成した。
販売目標は年間2000台。価格はセミワイド幅キャブの高床ダブルタイヤ、2トン積みロングのスムーサー仕様が401万6250円。