国交省がいすゞなどに業務改善指示

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国土交通省は31日、いすゞ自動車とジェイ・バスに対し、23日に書類送検された大型観光バスの不正2次架装問題について業務改善指示などを行った。

同省が両社に提出を求めていた、これらの事案への関与に関する事実関係の報告書がこのほど提出された。これを受けて厳重注意し、業務改善を指示した。

いすゞは、バス営業担当者が商談段階で問題となった車両の重量超過を知り、販売会社の東京いすゞに仕様変更を要請したが受け入れられなかったことなどを報告。また、新規登録に必要な書類には、ジェイ・バスが作成した虚偽の重量をそのまま転記していたことなどを示した。車重が保安基準値を超えることを知りつつ、不正行為を止めず、親会社として監督責任を全うしなかったとした。

一方、ジェイ・バスは、設計部長や品質管理部長などの社員が違法性を認識しながら今回の件に関与したことや、上司やトップまで報告する体制がなかったことなどを認めた。

国交省は両社に対し、バスのような多くの人員を輸送する車両を製作している者としての自覚が欠けていたことなどを厳重に注意。再発防止を図るための業務改善指示を行った。

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