ヨーロッパ各国の交通関連当局などによって構成されるユーロNCAP(European New Car Assessment Programme)は1月31日、MPV、小型オフローダー、小型ファミリーカーにカテゴライズされる4つの車種の、最新の衝突安全性評価を発表した。
このうち、クライスラー『ボイジャー』について、1999年に初めてボイジャーのテストをした時、乗員保護に関し星2つの成績だったが、7年たっても、あまり改善されていなかった。
特にイギリスで販売されている右ハンドル車は、他の欧州で販売されている左ハンドル車よりも装備が劣っており、星3つの基準を満たしていないことから、星を1つ取り消す結果となったことを、ユーロNCAPは明らかにしている。
また、ボイジャーは、対歩行者安全性でも星がゼロになったことから、ユーロNCAPでは、クライスラーに対して、警告するとともに改善を求めている。
ユーロNCAP最新結果
乗:乗員保護安全性/子:子供保護安全性/歩:対歩行者安全性
MPV
クライスラー・ボイジャー
乗★★/子★★★★/歩
(注:乗員保護は星1つ取り消し、歩行者保護は星ゼロ)
小型オフローダー
シボレー・キャプティバ
乗★★★★/子★★★/歩★★
小型ファミリーカー
フォルクスワーゲン・イオス
乗★★★★/子★★★★/歩★★
ボルボC30
乗★★★★★/子★★★★/歩★