日清紡4−12月期の連結決算…増収増益、通期は下方修正

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日清紡が発表した2006年4−12月期の連結決算は、売上高、利益ともに大幅な伸びとなった。新日本無線など連結子会社が増え、業績に寄与したほか、ブレーキ製品事業なども好調だった。

売上高は前年同期比18.2%増の2327億2400万円と、大幅増収となった。前年下期から新日本無線が連結子会社化したのに加え、ブレーキ事業、エレクトロニクス事業が増収だった。特にブレーキ事業は国内生産が輸出用自動車向けが好調だったのに加え、海外子会社も新規受注を獲得し、北米、タイ、韓国ともに伸びた。繊維事業や化成品事業は低調だった。

収益面では、営業利益が同17.2%増の90億3500万円、経常利益がどう17.6%増の123億800万円だった。ブレーキ事業の好調や日本無線や長野日本無線が持分法適用会社に加わったことが寄与した。

当期純利益は投資有価証券売却益106億円を特別利益に計上する一方、特別退職金19億円を特別損失に計上した結果、同43.5%増の120億700万円となった。

通期業績見通しは繊維事業の低迷やエレクトロニクス事業の子会社が顧客企業での在庫調整などから売上高と経常利益を前回発表したものから下方修正した。売上高は1390億円、経常利益は77億円になる見通しで、当期純利益77億円は据え置いた。

《レスポンス編集部》

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