事故から2日後出頭で飲酒運転隠蔽---懲役刑

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昨年9月、福岡県久留米市内の市道で、バイクによる単独事故を起こして転倒していた男性をクルマでひき逃げし、死亡させたとして業務上過失致死などの罪に問われていた20歳の男に対する判決公判が16日、福岡地裁久留米支部で開かれた。裁判所は懲役1年6カ月の実刑を命じている。

問題の事故は2006年9月7日未明に発生した。久留米市東櫛原町付近の市道をバイクで走行していた20歳(当時)の男性が中央分離帯に衝突する単独事故を起こし、転倒して路上に投げ出されたところを後続のクルマにはねられた。男性は収容先の病院で間もなく死亡した。

男性をはねたクルマはそのまま現場から逃走したことから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始し、事故から2日後に出頭してきた男を業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

逮捕された男は当初「怖くなって逃げた」などと話していたが、事故の約4時間前まで佐賀県鳥栖市内の居酒屋で酒を飲んでいたことが判明。事故当時は酒気帯び状態でクルマを運転していたとみられるが、事故から出頭までは時間が経っており、飲酒運転での立件は断念せざるをえなくなっていた。検察側も飲酒運転での起訴は見送ったものの、公判では推定アルコール量を掲げ、飲酒運転の可能性を示していた。

16日に行われた判決公判で、福岡地裁久留米支部の高原正良裁判官は「被告は事故から2日後に出頭し、警察における取り調べでも当初は飲酒の事実を隠蔽していた」と指摘した。弁護側は出頭したことに対して情状の酌量を求めていたが、この点については「情状は大変悪く、執行猶予が相当な事案ではない」とこれを退け、被告に対して懲役1年6カ月の判決を言い渡した。

《石田真一》

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